ファスティングを始めて唇の荒れが気になる

2019年10月15日

ファスティングを始めて1か月ちょっと。

なんか最近、唇の荒れが気になるのです。

FineGraphicsさんによる写真ACからの写真

昔から唇は”荒れ放題”で、夏でも冬でもリップが手放せないほどだったんですが、漢方をあれこれ飲んでいるうちに唇の荒れを忘れているほどでした。

ちなみに、私が長年愛用しているリップは、
「ユースキン リップケア3.5g」です。
どこにでもないので、常に2~3個ストックしています。
ユースキンさんはハンドクリームが昔から有名で、ちょっとべたつくのですが効果がいいですね。

それが最近思い出したように唇が荒れてきました。
私の場合、カサカサというよりパックリと割れてしまうのです。
なので、気づいたら唇が血だらけという状態なのです。
いつも鏡を見てびっくりです。

今回も下唇の真ん中がちょうどパックリ割れかかっています。
しゃべらなければ問題ないのですが、話し始めたらパクっと割れてしまいます。
その時が痛いのです。
患者さんに説明しなくちゃいけないが、しゃべると唇が割れて血があふれてくるという、どうにも困ったことになっていました。

今まで何ともなかったのに急に唇が荒れた原因は???

やっぱりファスティングが関係してるんじゃないかな~と感じました。

もともと血が少ないというか薄い体質なのにファスティングでさらに血の働きが低下したのが原因だと思いました。

そこで、「四物湯」という漢方薬に阿膠を加えて飲むことにしました。

四物湯というのは、血の働きを助ける基本の漢方薬です。

阿膠というのはロバの皮を煮詰めて作ったものなのですが、いわゆるコラーゲンですね。

医療用にもある芎帰膠艾湯でいいんじゃないの?と言われる方もいるかと思いますが、本物の阿膠を使うと全然違いますね。
なにが違うかというと肌の張りですね。
飲んで2日目には効果を実感します。
あんなにパックリ割れて痛かった唇が、飲んだ次の日の朝にはプリっとした感じになって割れなくなっているではありませんか。
いや~高いだけありますね。
そう昨今、阿膠は中国で爆発的に人気となってしまって、価格が高騰してしまいました。
そのせいで、アフリカのロバが皮を剥ぎとられているというニュースも流れていたほどです。
漢方薬屋泣かせの代物です。

HiCさんによる写真ACからの写真

阿膠は止血によく使われるのですが、そもそもがコラーゲンのかたまりなので飲むと本当に肌がぷるっぷるになります。

ファスティングに限らず、唇の荒れでお悩みの方にはぜひおすすめしたいものです。

ちなみに阿膠の価格は1gあたり¥100~¥200くらいです。
ただ、1回量は0.5gで十分ですので高くて手が出ないというものではないです。
高価なコラーゲンにも負けず劣らず、結構いいですよ。
(高いコラーゲンを使ったことがないのではっきり比較できませんが・・・)

漢方薬もピンポイントに、上手に使うととってもいいものです。
ファスティングをやっていると、体に”いいこと””悪いこと”いろいろ起こるものです。
漢方薬でフォローしながらファスティングを有意義なものにすることをおすすめします。

ファスティングは体改善が目的ですので、せっかくだったらよりいいほうに改善させたいものです。
その手助けに漢方薬はとっても役立ちます。