漢方薬は体にとてもやさしく、それでいて効き目はシャープです。
しかし、それは漢方薬の力だけではありません。漢方薬を使う側の技量と何より患者さんの治そうとする力が必要です。患者さんの治癒力が上がってこそ自然の恵みである漢方薬の力が発揮されます。漢方治療においては主役は患者さんです。治療家としてしっかりサポートしますので、自分の治る力を信じて積極的に漢方治療を行ってください。

漢方治療で心がけてほしい3つのこと

1.しっかり自分の状態を観察してください

例えば、頭痛に悩んでいる場合、
どういう時に痛むのか、
どのように痛むのか、
痛み方に違いがあるか、
そして、
調子が良い時はどういう時
など、自分の体がどういう時にどのように調子が悪いかよく観察してください。
そしてそれを教えてください。
症状改善への入り口は患者さんの細かな情報なのです。

2.体の変化を見逃さない

体の変化を見逃さない

漢方薬を飲んで変化したことをよく観察してください。
よくなった変化
悪くなった変化
そして全く変化がなかった
ということから治療の方向性を探っています。小さな変化に症状改善へのヒントが隠されています。

3.食事、睡眠など生活リズムを整えましょう。

西洋薬もそうですが、
漢方薬を飲んだだけでは体は健康になりません。
食事や運動、睡眠など生活リズムを整えることで漢方薬の力が十分に発揮されます。

漢方治療は患者さんとの二人三脚でやっていきます。
患者さんが主役となって積極的に治療に参加してください。
しっかりサポートさせていただきます。

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