執筆者:薬剤師 土子 志
プロフィール
クコの実はほんのり甘酸っぱく、そのままでも美味しく食べられます。
クコの実は「うるおす」作用があり、美肌でも注目されています。
あの楊貴妃(ようきひ)も好んで食べていたそうです。
どんな効果?
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ニコチン酸(ビタミン3)や、カロテノイドの一種ゼアキサンチン、アミノ酸の一種ベタイン、さらにポリフェノールなど、非常に豊富な栄養が含まれています。
養命酒製造株式会社さんHPより
漢方の効果
クコの実には滋潤という体を潤す作用があります。
漢方薬ではとくに目にいいとされています。
また、強壮作用として疲れや老化防止に効果があります。
血糖、血圧を下げる作用も報告されています。
おすすめレシピ
お茶で楽しむ
くこの実の甘酸っぱさを楽しむレシピ
甘くフルーティーに仕上げてみました。
作り方
タンブラーやteapotにお湯500ccと一緒に入れてください。くこの実の味が出るのに少し時間がかかりますので、15分以上蒸らして飲むのがポイントです。
時間を置くごとに、くこの実の甘酸っぱさが感じられます。冷めてもおいしく飲んでいただけます。
費用
1回分、150円くらいです。
薬用酒で楽しむ
くこの実で美容と健康をつくるレシピ
アンチエイジング効果のある漢方を組み合わせてみました。
作り方
密封できるビンに氷砂糖以外の材料を入れ、ホワイトリカーを注ぎます。
最初の1週間は1日1回逆さにして振り混ぜます。その後暗涼なところで20日ほど抽出します。20日後、材料の8割程度を取り出し、そこに氷砂糖を入れ、蓋をしてさらに1か月置きます。1か月後に残りの材料を沪したら出来上がりです。
飲み方
1回20ccをお湯で割って1日1~2回飲みます。
アルコールが強いので、アルコールが苦手な方は火にかけてアルコールを飛ばしてください。
費用
1回分の漢方薬は、1,500円くらいです。