便秘の改善には2段階必要

便秘は苦しいものです。
すぐにでも改善してほしい!

そこで、
まずは溜まったものをだします

しかし、
便秘は慢性化していませんか?

便秘は体質自律神経の乱れ、さらに生活リズムの乱れなどが原因で起こります。
根本の原因を解決しないとずっと便秘薬を飲まなくてはいけません。

本当に便秘を改善しようと思ったら、
「即効改善」と「体質改善」
が必要です。

即効改善

即効改善するには、いわゆる便秘薬が使われます。
市販品としてもたくさん販売されています。

 
漢方薬にも「即効性」の便秘薬があります。
「大黄」「芒硝」「麻子仁」といったものに
下す作用があります。

下剤というと、
お腹が痛くなる」「下痢になる
など、不安なイメージを持たれる方もいると思います。

市販の便秘薬は腸を刺激して便を出すのが主流です。
腸を刺激するためお腹が痛くなったり、下痢になったりします。

漢方薬では「自然に少し軟らかい便」が出ることを目標とします。
そのためにいろいろな工夫がされています。

漢方薬ならではの働き

漢方薬は複数の生薬を組み合わせて出来ています。
腸を動かす作用
気を通じる作用
血の巡りをよくする作用
など

便秘の原因を見て、
その人の便秘に合った漢方薬を選びます。
そうすることで、自分の出す力を最大限に利用して便通をつけることが出来ます。

【参考】ストレスが原因の便秘の方へ
ストレス性便秘には下剤ではなく”気剤”が効く

体質改善

一時的に便秘が解消されても、
便秘薬を飲まないと便通がないようでは困ります。

便秘は元から改善することが大切です。
そのためには、いろいろと探っていかなければいけません。

便秘になったきっかけは?

昔から便秘だったでしょうか。
子供の頃から便秘であった方は胃腸の動きが弱いことが考えられます。
ある時期から便秘になった方は、そこに原因が隠れています。
体調の変化、環境の変化など体に影響があったことで便秘につながったことを見ていきます

ワンポイント

よく、体質改善と言われますが、
じつは正しくは「体質修復」です。

体質とはその人が持っている体のバランスです。
病気になるのは、自分のバランスが崩れたからです。
病気を治すには、元の自分のバランスに戻すことです。



体質改善というと体質を変えてしまうイメージですが、
そうではなく、元の自分のバランスに戻すことをするのが漢方薬でいう
体質改善です。

体質に隠れている便秘の原因~5つ

1.腸の運動力低下

いわゆる、腸の運動不足
運動不足で十分な押し出す力がなく便が慢性的にたまっていきます。
このような便秘を「弛緩性便秘」といいます。

チョイス!漢方

建中湯類の漢方を使います。
この漢方薬は芍薬(しゃくやく)という生薬が腸のぜん動運動をフォローします。
芍薬の力でギュッギュッと絞り出す動きをつけます。

【相談事例】大腸がん手術後の腹痛

今年72歳になる私の父は、5年前に大腸がんの手術をして以来、毎年寒くなると原因不明の腹痛に悩まされていました。手術の痕が痛むのか、また別の病気なのか、主治医に相談しても痛み止めを処方されるだけで根本的な治療になりませんでした。
そこで土子先生に相談させていただき、「大建中湯」と「桂枝加芍薬湯」を飲み始めました。すると夜も眠れないほど悩まされていた痛みが1か月もしない内に改善し、1日3回を2回へ、毎日を隔日へと量を減らしていき、飲まなくても平気なくらいに良くなりました。寒くなるころまたお世話になると思いますが、父にあった漢方があることを知り、今までの痛みの恐怖から解放されとても感謝しています。

ワンポイント: 腹痛は腸の動きが悪くて起こる便秘様症状の一種です。

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Y.O様より主訴:腹痛
2.血の巡りが悪い

血の巡りが悪いと、腸の中を流れる血の巡りも悪くなります。
その結果、腸が十分に動きません。
(1)の弛緩性便秘と同じように便がたまってしまいます。

チョイス!漢方

血流を改善させるNo1は、
丹参製剤および三七人参です。
どんな原因であれ血の巡りをよくします。
その他に温めながら血流を改善する漢方もあります。

3.冷え

冷えがあると血の流れも腸の動きも悪くなります。
冷えを改善することで血の巡りもよくなり、腸も動き出し便秘が改善します。

チョイス!漢方

温める仕事は漢方の一番の得意分野です。
温める場所、温める程度それぞれに細かく漢方薬があります。
主に胃腸を中心として温めていきます。

冷えと血流不全はどっちが先⁈

冷えがあると血流不全になる!
血流不全だと冷える!

そう、冷えと血流不全は切り離しては考えられません。
冷えが先なのか、血流不全が先なのかはわかりません。



漢方薬では症状の強さで主たる治療を決めます。
結果としては冷えも血流不全も改善させます。

4.自律神経の乱れ

腸の動きは自律神経でコントロールされています。
とくに副交感神経が腸を活発に動かします。
ストレスなどで交感神経が過敏になると副交感神経の働きが低下します。
そうすると腸の動きも悪くなり便秘となるのです。

チョイス!漢方

交感神経をリラックスさせるには漢方の「気剤」を使います。
詰まった気の流れを改善し、交感神経を落着かせます。
香りのよい漢方薬がよく用いられます。

【参考】ストレスが原因の便秘の方へ
ストレス性便秘には下剤ではなく”気剤”が効く

5.不規則な生活リズム

トイレに行くタイミングを逃してばかりいたために、便意が起こらなくなってしまって起こった便秘です。
便は出口まで来ているのに便意を催さなくなっています。
このような便秘を「直腸性便秘」といいます。

チョイス!漢方

腸を刺激する即効改善型の漢方薬でリセットします。
その後は腸内細菌を整え、スルっとでる便にしていきます。
スルっと出る便だと、どこでもいつでもさっと排便できるので不規則な生活でも便秘知らずになります。

便秘改善は相談することが一番の近道

便秘薬は簡単に手に入りますので、
便秘くらいだったら自分でどうにかできるかな
とついつい思ってしまいます。

ただ、その場限りの対応ではずーっと便秘薬が手放せなくなってしまいます。

便秘も身体からのサインとして捉え、
体全体を改善することを目指しましょう。

そのためにもまずは体の相談をしましょう。

治療も薬もオーダーメイドが効く

便秘は同じように見えても、一人一人異なります
最初にしっかり調べることで早く改善へとつながります。

漢方の診断では問診などみて、
その人の便秘の原因を見つけます。

そして原因解決のための最適な漢方薬を選んで、
オーダーメイドの漢方薬をご用意します。

本気で便秘を改善してみようと思われたら、
漢玄堂薬局にご相談ください。
いっしょに便秘の根本改善を目指します。